CHROMA (The Imprint)

使用製品:

  • カイム・ロイヤラン

所在地:

仁川(インチョン)、韓国

設計:

MVRDV、オランダ

www.mvrdv.nl

竣工:

2018年

写真:

世界建築巡り:CHROMA」より

ホテルなど6棟の建物で構成される、仁川国際空港に隣接した「Paradise City」。気鋭の建築家集団MVRDVが設計したこのうちの2棟、ナイトクラブ「CHROMA」と屋内テーマパーク「Wonderbox」は、「The Imprint(刻印)」と呼ばれる。名前の由来は、隣接した建物と見比べると一目瞭然で、隣の建物のファサードを投影して、型押ししたようなデザインになっているからだ。

「窓のない建物であること」「他の建物群と調和したデザインであること」という二つの要求に対して、MVRDVは「調和」どころか、まるで空間そのものが一体化しているような斬新なデザインを打ち出した。もはやアートの域に達している建物の実現には、カイムのシリケート塗料も一役買っている。

ファサードは、3,869枚のコンクリートパネルで構成されており、その多くが3Dデータに基づき個別に成型されている。

特に、「CHROMA」の外装はこだわりを持って金色に塗装されている。MVRDVの代表ヴィニー・マース氏によれば、仁川空港の上空でこれを目にした乗客を暖かく迎える「太陽」のイメージだという。結果、「CHROMA」は太陽光を効果的に受ける正面を中心に、カーテンのようにドレープした入口に至るまで、カイムのロイヤラン(#O-1001、ゴールド)で完璧に塗装された。

高耐久のシリケート塗料によって、ソウルの新しい太陽は色褪せない輝きを放っている。

独KEIMの同事例ページ

「世界建築巡り:CHROMA」より https://architecture-tour.com/world/korea/chroma/

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