アーリントン国立墓地

使用製品:
  • カイム・ロイヤラン
  • シラン100(吸水防止剤)
所在地:

バージニア州アーリントン、アメリカ合衆国

竣工:

1818年(KEIM塗料使用のリフォームは2000年)

米アーリントン国立墓地の小高い丘にひっそりとたたずむアーリントンハウスは19世紀初頭、初代合衆国大統領ジョージ・ワシントンの義理の孫にあたる、ジョージ・ワシントン・パーク・カスティが自邸として建造した。壮麗なギリシャ神殿風の外観は当時からのもので、ワシントンの遺した膨大なコレクションを展示する記念館の役割も兼ねていた。邸宅は彼の娘とその夫、南北戦争の英雄ロバート・E・リー将軍によって引き継がれ、彼の家としても有名である。

邸宅を含む周辺の土地はその後、連邦政府の手に渡り、敷地の一部に南北戦争の戦没者を葬ったことが、アーリントン国立墓地の起源である。現在はどちらも国立公園局の管轄下にある。

20世紀の終わり、高温多湿のバージニアの気候に200年近く耐えた建物は、ひび割れなどの様々な問題を抱えていた。歴史的建造物を未来に長く残すべく、補修に乗り出した国立公園局が頼ったのはカイム社が持つ補修ノウハウの数々だった。

結果、アーリントンハウスは往年の姿を取り戻した。ファサードや柱の大理石模様の塗装には、熱帯・亜熱帯気候に適したロイヤランを使用。青空に良く映える縞模様のファサードは、およそ塗装されている様には見えない。鉱物系の下地に含浸し、マットで自然に仕上げるシリケート塗料だからこそなせる技である。

なお、このプロジェクトをきっかけに、ホワイトハウスの白にもカイム塗料が採用されている。

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