IKEUCHI GATE
プリツカー賞建築家の伊東豊雄氏により設計された札幌の複合商業施設
バージニア州アーリントン、アメリカ合衆国
1818年(KEIM塗料使用のリフォームは2000年)
邸宅を含む周辺の土地はその後、連邦政府の手に渡り、敷地の一部に南北戦争の戦没者を葬ったことが、アーリントン国立墓地の起源である。現在はどちらも国立公園局の管轄下にある。
20世紀の終わり、高温多湿のバージニアの気候に200年近く耐えた建物は、ひび割れなどの様々な問題を抱えていた。歴史的建造物を未来に長く残すべく、補修に乗り出した国立公園局が頼ったのはカイム社が持つ補修ノウハウの数々だった。
結果、アーリントンハウスは往年の姿を取り戻した。ファサードや柱の大理石模様の塗装には、熱帯・亜熱帯気候に適したロイヤランを使用。青空に良く映える縞模様のファサードは、およそ塗装されている様には見えない。鉱物系の下地に含浸し、マットで自然に仕上げるシリケート塗料だからこそなせる技である。
なお、このプロジェクトをきっかけに、ホワイトハウスの白にもカイム塗料が採用されている。