香港市立大学
メディア・センター

使用製品:
  • カイム・ロイヤラン
  • カイム・シラン100
所在地:

九龍塘、香港

設計:

ダニエル・リベスキンド

Studio Libeskind、ニューヨーク

[本件紹介ページ]

竣工:

2010年

香港市立大学のメディア・センターは、コンピュータ・サイエンスやメディア・コミュニケーションといった、最先端教育に特化した、アジアの大学では初めて設立されたクリエイティブ・メディア学部の建物である

設計を行ったのは、脱構築主義建築の第一人者であるダニエル・リベスキンド。空に向かって成長する水晶体のような外観は、彼の建築の特徴がよく表れている。その独特なフォルムを実現するために選ばれたコンクリートの外壁には、カイムのロイヤランが塗装された。高温多湿な香港の気候に耐え、白く硬質な印象の外観を保つために最適な塗装と評価されてのことだ。

この建物には学校施設のほかに、劇場やアートギャラリーなどが併設されており、現代美術の発展に貢献することも企図されている。人口の過密化による居住スペースの不足から、世界で最も「垂直に」成長した都市として知られる香港。反面、文化的な施設は少なく、それだけにメディア・センターの設立に際しては多くの文化人から喜びの声が寄せられた。小さな箱を積み重ねたような旧市街の住宅とは対照的な外観の建物は、これからの新たな香港を表すシンボルと言える。

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