シーザーパークホテル台北

使用製品:
  • カイム・ロイヤラン
所在地:

台湾

竣工:

1973年(改装・ロイヤランによる塗装は2012年)

シーザーパークホテル台北(台北凱撒大飯店)の前身は、1973年竣工のヒルトンホテルであり、台北市でも指折りの老舗高級ホテルとして知られていた。2012年に客室と外装が大々的にリニューアルされ、現在の姿となった。

それまで樹脂塗料が用いられていた外壁は、カイムのロイヤランで塗装された。白を基調とし、客室の窓下には20色以上が差し色的に用いられている。建物の形状自体は変わっていないにもかかわらず、無機顔料のみを使った発色鮮やかなカイムのシリケート塗料によって、建物全体が明るくモダンな雰囲気になっている。

亜熱帯気候に属す台北市は年間を通じて湿度が高く、年間降水量や台風も多い。さらにホテルは台北駅目前、交通量の多い大通りに面している。雨と湿気、排気ガスに絶えず晒されるという過酷な環境にも関わらず、外壁は塗装から7年経ってもほとんど変わらぬ色鮮やかさを保っている。高温多湿地域向けのシリケート塗料であるロイヤランの、すぐれた耐候性を証明する建物の一つであると言えよう。

ほかの事例を見る